他人を操る事はできない。操れるのは自分だけ
人間にコントロールできるのは自分の行動だけだ。
それが理解できていない奴は、自分の大切な時間を他人を操ることに使おうとする。
どう頑張っても他人を変えることはできない。もし他人を変えられたと思ったならそれは勘違いだ。それはあなたが変えたのではなく、相手が自ら変わったのだ。
これが理解できず他人をどうにかしようと頑張るのが愚かな人間の性でもある。
例えばビジネスの場で、チームのメンバーがどうもやる気が無かったり、商品理解をしなかったり、数値目標を掲げなかったりするとしよう。簡単に言うと無能だと思えるメンバーがいたとする。
これを愚か者は教育してなんとかしようとしたり、ミーティングで諭そうとしたり、まぁなんか色々と他人を変えるために努力しようとする。
ハッキリ言っておくと、これらは全て無駄だ。
まず、そうやって他人を自分の都合の良いように変えようとする奴は、そうされる側に信頼されないし好かれない。
なぜならそいつらは自分たちが無能扱いされて批判されていると感じるからだ。
人は無能扱いされることを嫌うし、反発してくる。その反発も「じゃあ、やってやろうじゃねーか!」という反発であればいいのだが、大抵はそうはならない。
「なんでそんな事をお前に言われなきゃならねーんだよ!」ってなるわけだ。
こうなるともうちょっとやそっとでは修復不可能だ。
いくら教えられても、憎しみの感情しか湧いてこなくなる。
で、なんとかしようとしている側も「なんでコイツらはこんなにも変わらないんだ。俺はこんなにも頑張って教えてやってるのに!」となる。
まぁ、本当にどっちも報われない。
じゃあ、どうすればいいのか?
まず、その無能だと思われる人達が有能だと感じられる場所で戦わせる必要がある。
仕事を変えるのか、役割を変えるのか、はたまた業務の一部だけを担わせるのか、それはその仕事やチームに応じてすればいい。
それが出来ないのであれば、達成すべき目標のハードルを下げてあげればいい。
そして、ちゃんと達成できるように陰ながらサポートすればいいのだ。
必ずその無能だと思われる人たちを承認して、有能な扱いが自然とされる場所を用意する。
他人を操る事は出来ない。そんな事をしていては大切な人生の時間を無駄に使ってしまうことになる。
もっと楽しく面白く爽快なことに自分の人生の時間を使わないともったいない。
人生は暇つぶしなのだから。