人生は暇つぶし

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「会議で発言しない奴が悪いんじゃなくて、会議で発言させてないお前が無能なんだろ」って話

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最近こんなことを聞いた。

「ミーティングしてても、あいつら全然意見を言わない。それで意見を求めたら5分ぐらい沈黙。挙げ句の果てには、なんでそんな事を決めなきゃいけないのかわからないって言われた」

新規開拓を今より良くするためには?が議題の会議に出席していた8名のうち、3名がとにかくダメダメで全然レベルが低いとのことだった。

自発的には意見も言わないし、話しを振っても沈黙してるし、それならとやる事を決めて伝えたらそれは嫌だと拒否されるし、的外れな意見が出てくるらしく、もうとにかく散々だったそうだ。

そんな3名と私がファシリテータを務めた別のミーティングで一緒になった。

とある地域の販売が伸び悩んでいて、どうすれば良くなるか?というテーマだった。

このミーティングでは、その3名も非常に活発的に意見を出して、行動目標を定めて、そのタスクをこなす為に自発的に動いていた。

 

一体なにが違うのか?

 

いい会議にならないのは、参加しているメンバーのせいではなくて、その会議の仕組みが悪いのだ。

人数が多すぎるとか、無理に発言を求め過ぎているとか、ざーっくりとした大枠だけを伝えているとか、司会進行能力が低いのにフレームワークとかを取り入れないとか。

ざっと言ってもこれぐらいはある。

何より問題なのは、悪い会議のオーナーが自分は悪くないと信じ切ってしまっているのが問題だ。

自分は悪くないと信じ切ってしまっていると、上に挙げたような問題を解決しようとしなくなってしまう。

人数を減らせば自ずと当事者意識は高まり、自己重要感も高まり、発言量も増える、

大した意見も無い人間に無理に意見を求めても、意見を求められた人間は恥をかかされたと感じて意見を求めた奴を憎んで終わる。なので、意見は無理に求めてはいけない。

そもそも意見が出てこないのは質問やテーマが悪い。例えば「どうすれば良くなるか?」だと、話がデカすぎて解像度が低い人間にとっては意見が生まれにくい。

ざっくりした質問にはざっくりとした答えしか返ってこないのは当たり前。意見が出てこないなら、もっと因数分解して具体的な質問や議題にしないといけない。

じゃあ、どうやって会議のなかでざっくりとしたテーマから因数分解をおこない、考えられるレベルまでに落とし込んだ具体的な質問を投げかけて、意見を生み出してもらうのか?だが、それがわからなければフレームワークを使えばいい。世の中にはPDCAやらMECEやらKPIツリーやら、いくらでも先人たちが築き上げてきたフレームワークや思考法がある。

そういったものを取り入れずに、大した能力もないのに思い上がっているのか何なのかわからんが無名のただの雑魚サラリーマンが素晴らしい会議を出来るわけがないと思えないのが残念でならない。

くだらない会議ほど無駄な時間はない。人生の暇つぶしを最高のものにするには無駄をとことん省かないといけない。

クソみたいな会議は無くさなければいけない。