「どうせ私はやるから」と一人でも戦う意思決定している人は強い
イノベーターと呼ばれる人がいる。
誰よりも先駆けて、革新的な取り組みを生み出したり、取り入れて実践したりする人だ。
私が会ったイノベーターは非常に優秀なマーケターで、周囲の批判も跳ね除けながら突き進む女性だった。
国際的なイベントプロジェクトにも携わる彼女は日本の現状をより良く変えるためにはどうすればいいのか?という問いと向き合っていた。
彼女の視座は非常に高く、視野はとてつもなく広い。だが、その辺にいる日本人のオッサンはどうしても悪い意味での日本基準で物事を考え、欧米憧れ根性から欧米で生まれたモノをアジャストせずに日本に輸入する。例えば昨今のSDGsなんかはまさにそれだ。
彼女はそんな思考停止なオッサンたちにそれじゃダメだと諭し、どんなインフラシステムを整えれば持続可能なより良い日本、没落していかない日本に変えられるかを必死に熱弁する。
当然、思考停止なオッサンどもは「そんなことができるわけがない」だのなんだのと批判をするわけだ。
そんな時、彼女の答えは一貫していて「いいよ。あなた達がやらなくても、どうせ私はやるから」と言うのだ。
この意思決定ができている人は本当に強いし、実行スピードが全然違う。とてつもなく早いのだ。
いわゆるキャズムを超えてこれないアーリーマジョリティ以下は置いていく。
着いて来れる人(アーリーアダプター)とは一緒にやりたい。だけど、そうじゃない奴らを待っていると本当にスピードがどんどん鈍化してしまう。
受け身な奴らはいらない。主体的に関わる人だけと付き合う。そして、最終的に自分一人だろうが私がこれをやると決めたことはやる。とてつもなく合理的でシンプルで機能美に徹したデザインだ。
人生は所詮暇つぶしだが、暇つぶしができる人生の時間は限られている。
自分のやりたい事は一人でもやる覚悟をもってやれば良い。
その意思決定が出来る人は究極に強い。