勝つ人は「人間は変化を拒む生き物」だと知っている
大阪で蔓延防止重点処置が適用されるそうだ。
つい1ヶ月ほど前に緊急事態宣言が解除されたのだが、飲食店に対する時短要請はずーっと続いている。
大都市での飲食店時短要請は解除される見込みは無いぐらいに思った方がいいだろう。
そうなると飲食店は夜を捨てて、朝から夕方までに飲食を楽しむ新たなスタイルを提供していかなければならない。
もしくは、本当に美味しい料理を作れるお店であれば、大都市を捨てて郊外に移転するのも良いかもしれない。
ただ、この1年を見てわかるように、それほどに大都市への人口集中は変わっていないし、企業はオフィスを捨ててもいない。
結局、人間は変化を拒む生き物なのだ。
新型コロナ茶番劇で劇的な変化が少しあったと思う。テレワークだの、WEB会議だの、夜は大人しく家に帰るだの、そういった変化だ。しかし、元に戻ろうする力が大きく働いているようなそんな気がする。
ビジネスで勝つ人はそういった人間の習性をよくわかっている。大衆が変化を拒む生き物だと理解しているので、それを無理にどうこうしようともしない。
ただ、自分たちはいち早く変化していく。例えば飲食店でいくと「朝ディナー」とか、昼に夜のコース出したりとか、物販始めたりとか、そういった変化を起こして勝つ流れを作っている。自分たちが変化を起こしても、その他大勢は変化をしないことがわかっているので、勝ちたい放題なのだ。
当然、「朝ディナー」を始めたところで大半の人は利用しない。これを利用する人も「勝つ人」が利用するだけで、大衆は変化を嫌うのでそんな新たな食のスタイルを受け入れたりしない。なので、後発組は苦しむ。なかなか顧客を獲得できないからだ。ただ、アーリーアダプターの後に必ず大衆たちが少しずつ動き出す。これは「皆んなやってるから俺もやってみよう」という奴隷根性だ。
勝つ人は、大衆の心の変化が起きることも知っている。
で、大半の人が市場に参加した時には、先に変化を起こした人は不動の地位を築き上げているわけだ。
もちろん、先に変化をすれば大変なことも多いし、失敗するかもしれない。
しかし、後発組になるよりも、いち早く変化して失敗するなら失敗してしまった方がいいのだ。それも勝つ人は知っている。
人間は変化を拒む生き物なのだから、あえて自分はその逆を行ってみる。
この新型コロナ茶番劇では特に大事な行動指針だろう。
政治家は何の役にも立たないようなので、自分で変化を起こすしか道はないのだ。