適切な手段をハイレベルに実行できる能力その2
月に行くと決めた時に、どうすれば月に行けるんだろうか?と考える。
今の自分達は空を飛ぶことは出来ても、宇宙空間にはいけない。
それは何故か?どうすればいけるのか?
飛行機ではいけない。
宇宙空間に抜け出すための、ロケットが必要だと気付く。
色々と実験を行い、検証して、トライアンドエラーを繰り返す。
そうするとどんどん研ぎ澄まされていき、月に近づいていく。
ビジョンを設定する。
自分たちの現状を把握する。
課題に気付く。
課題を解決する。
目標達成までは、こういった流れになるだろう。
これまでにビジョンの設定だとか、現状把握については書いてきたので、今回は「課題に気付く」と「課題を解決する」、つまりは課題発見能力と課題解決能力について書く。
課題発見は現状把握がハイレベルにできれば、自ずとできるようにも思う。
全体的に俯瞰して見て、因数分解を行い、多面的に把握し、so whatを繰り返す。
これで課題は発見できるはずだ。
例えば、コンビニを始めた。1日にお客さん100人来るのが目標。現状は10人しか来ない。ギャップは90人。
じゃあ、そのコンビニは街のどんな場所にあるのか?
そもそもその街はどんな街なのか?
コンビニのポジションはどうなのか?
それをそれぞれ細かく因数分解していく。
街の人口は1万人。店の前を歩く人は1日に100人だったとする。
そうするとファクト認識から課題は自ずと見つかってくるわけだ。
この場合だと、店の前を歩く人は1日に100人しかいないので、その全員がお客さんとして来店してくれないと目標達成できない。
しかし、そんなことは滅多に起こり得ないことなので、なんとかしないといけない。
課題は、「店の前を歩いている人以外の人にわざわざお店に来てもらうこと」になる。
決して「店の前を歩く人を200人にすること」ではない。ここで間違える人は基礎教養が足りていないので、もっと知覚と思考を鍛えないといけない。
で、わざわざ店に来てくれる人を増やす施策をハイレベルに発案し実践できる能力が課題解決能力といえる。
課題解決能力については、次回に詳しく書く。