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給料分の働きを従業員がしないのは、マネジメント側が無能だから

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「お前たちには給料分しっかりと働いてもらう」

攻殻機動隊の荒牧の言葉だ。

 

給料とは、貰う側にとっては明日(もしくは毎月)また働きに出てこれるだけのメンテナンスが出来る報酬でしかない。

家で寝られる。風呂に入れる。ご飯が食べられる。服が買える。

そういった、また仕事に出勤できるものが調達できるのが給料だ。

 

では、経営者や経営陣、マネジメント陣が期待する給料分の働きとはどうなのだろうか?

正直言って、給料を貰ってる側に取ってはそんなもんどうでもいい。

むしろ、より楽して同じ給料が貰えるならその方が良いのは当たり前のことだ。

毎月30万円の給料で頑張った奴もサボった奴も同じなら、誰でもサボるわけ。

いやいや、サボってたら評価が下がって給料上がらないし、なんなら下がるよねって思うかもしれない。

ただ、下がるにしてもレンジがあって、正社員ランク2から1に下がったとしても、それでも契約社員の最上位よりも給料は高かったりする。

で、この正社員と契約社員がやっている仕事が違うかというと、実は同じだったりする。なので、契約社員が正社員と同じ仕事を同じクオリティでしていても、正社員の方が給料を高くもらっているし、正社員がサボっていようがいまいが契約社員よりも給料は高かったりするのだ。

 

この状況だけを見ると、「おいおい、正社員はもっと成果を出せよ!」とか「契約社員の給料分を上げてやれよ!」と思ったりする。

しかし、実はそれは本質ではなくて、問題なのは正社員にさせている仕事なのだ。

給料の高い正社員に対して給料分の仕事をさせていないのが問題なのだ。

 

従業員が貰っている給料とは、明日もまた働きに来れるだけの費用なので、会社の成果とかは特に関係ない。会社が儲けようが儲けまいが関係のないことなのである。なので、与えられた仕事を最低限の力でこなせばそれでいいのである。

従業員のスタンスはこれでいい。非の打ち所がない。

問題なのは雇用主やマネジャーだ。

従業員は当たり前に最低限の力で働こうとするのだから、それをちゃんと考慮しなくてはならない。

時給で1000円払うなら1200円の売り上げが上がるようにしておくのは、雇用者側の責任なのである。

仮に1000円で仕入れた商品が900円でしか売れなくても、それは商品を卸した側の責任ではなく、販売している奴の責任なのだ。

従業員は労働力を商品にしているので、それで給料分の働きをしていないということであれば、どう考えても雇用者側の責任なのだ。

 

年収1000万円プレイヤーと300万円プレイヤーに同じ仕事を任せて、1000万円プレイヤーが300万円プレイヤーと同じ仕事しかしていないとしたら、それは1000万円プレイヤーが悪いのではない。任せている仕事が間違えているのが問題なのである。

これに気づいていない企業は死ぬほどある。恐ろしいほどに。

 

攻殻機動隊の荒巻のような優秀なマネジャーであれば、そんな馬鹿で愚かなミスはしないだろう。