人生は暇つぶし

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チームのレベルが低いのはリーダーのレベルが低いから

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チームのレベルはリーダーのレベル。

もしチームのレベルが低いとか、チームの成果が出ないとか、チームメンバーのレベルが低いとか、そういった課題があるなら、それはすべてリーダーのレベルが低いのが問題なのだ。

 

チームを率いている人たち(リーダーやマネジャー)は、よく勘違いしている。

「いや~、うちのメンバーは全然ダメなんだよね」
「全然、自分から発言しようとしないんだよ」
「勉強もしようとしない」
「営業で契約とってこれない奴ばっかで」
「なんかみんな仲が悪いのかしらないけど会話しないんだよ」

こういうことを話すリーダーとかマネジャーがいるが、それって全部自分がリーダーとしての仕事やマネジャーとしての仕事ができていないだけの話。

 

成果の上がらないチームなのは、それを率いている人が無能だからなのだ。

バンド・オブ・ブラザーズという第二次世界大戦での実話を題材にしたドラマがある。
アメリカ陸軍第101空挺師団第506歩兵連隊第2大隊E中隊の物語なのだが、この中隊を率いる中隊長が5人登場する。

一番初めの中隊長がソベルだ。彼はスパルタ式の厳しい訓練で中隊を非常に屈強なチームに作り上げる。なので、隊員たちはめちゃくちゃ優秀で勇敢だ。
だが、模擬戦では全滅する。
それは率いているソベルが無能だったからだ。

隊員たちはソベルのクソみたいな性格もあって、反乱を起こし、異動させられる。
Dデイのパラシュート降下作戦でソベルの代わりの中隊長が亡くなり、結果ウィンターズ副隊長が中隊を率いることになる。

ウィンターズは非常に優秀な指揮官で作戦を成功に導き、多くの戦果を挙げていく。戦場では自分自身が最前線を突っ走る彼は隊員からも強く信頼され、まさにリーダーと呼ぶにふさわしい男だった。

優秀な彼は中隊長から第2大隊の副隊長に昇進。E中隊には新たにダイクという男が隊長として着任する。

このダイクは実戦経験皆無でコネで任命された無能だった。
無能な彼が率いるE中隊は、それまでの活躍が嘘のように敵軍にやられていく。

全滅もあり得た危機に、別の中隊長のスピアーズがピンチヒッターとしてE中隊の指揮を執って、見事に形勢逆転で勝利に導く。

その後、リプトンというずーっと中隊を支え続けてきた生え抜きの男が中隊長として任命され、リーダーの良し悪しでチームのパフォーマンスに波があったE中隊がようやく安定することになる。(そこからの部分はドラマの終盤なのであまり描かれていないけど)

 

E中隊の隊員たちはおそらくずっと優秀な兵士だったに違いない。
パフォーマンスが変わったのは常に指揮官のレベルによってだった。

ビジネスでも同じことが起きている。

起きているが、評価する側の人間がリーダーやマネジャーなので、どうしてもメンバーのパフォーマンスが悪いのはメンバーの問題だと考えてしまう。

 

だが、本当は違うのだ。

成果が出たらメンバーが優秀だから。
成果が出なかったらリーダーが無能だから。

これを忘れてはならない。