「立つ」「歩く」「走る」から考える「安定」「進歩」「飛躍」
2本足で立っている時は一番安定している。
歩いて前に進むためには、その安定を捨てて、一瞬ではあるが一本足の不安定な状態になって、もう一本の足を前に出さないといけない。
走るためには両足を地面から離さなければいけない。
安定とは程遠い状態なのだが、より速く・より遠くへ移動できる。
成長するためには、進歩するためには安定した状態から不安定な状態に自らならなければいけないのだ。
さらに「飛躍したい」と思う人も少なくない。
飛躍とは非連続の成長のことをいうのだと思う。
実は歩くと走るは同じ線上にある運動ではない。
走るはジャンプなのだ。
走っている時は両足が地面から離れている瞬間が必ずある。
着地した足で片脚ジャンプを行い、踏み切った足とは別の足で着地する。
これは安定とは程遠い状態だ。
飛躍したいと思うのであれば、軸足すらも離してしまう覚悟がないとダメなのだ。
そこには安定などないが、非連続の成長が得られる。
突っ立っているだけか?
自ら安定を捨てて、歩いてみるか?
それとも走ってみるか?