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大阪府の新型コロナ対策は無能なマネジャーがする仕事のお手本

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新型コロナ対策は本当に無能なマネジャー仕事そのものなので、反面教師として学べることは多い。

大阪では、まん延防止等重点措置で飲食店への規制を強化している。営業時間の短縮。マスク会食の実質義務化。CO2センサーやアクリル板の設置。見回り隊を組織。要請を守らなければ罰金。(よく飲食店は怒らないで大人しく従っているなと思う)

こういった対策はすべて、感染拡大に対してクリティカルにヒットするものではない。

なぜなら、そういった対策をすることによって新型コロナウイルスに感染しなくなるわけでは全く無いからだ。感染しなくなる証明もされていないし、比較検証もされていない。CO2センサーを設置しても、なんの意味もない。どうでもいい指標がモニタリング出来るだけだ。監視管理だけを強めて、守らなければ罰を与える。

まさに無能の極みのような施策なのだが、これを営業組織で例えてみよう。

 

成約件数を上げたくてマネジャーがこんなことを言い出すわけだ。

「よし!明日から1件でも成約件数を伸ばすために勤務時間を3時間延長するからな!みんな頼むぞ!!」

「さらに考えたんだが、商談中は常に笑顔でいろ!自分だけじゃないぞ。商談相手にも笑顔でいさせるんだ!笑顔が一番だからな。それにだな、iPadを買って商談中はテーブルに置いておけ!なんか出来る奴っぽく見えるからな。あと、ストップウォッチを買って商談時間を測っておけ!いいな!」

「で、お前たちがちゃんと3時間延長して働いているか、あと商談中に常に笑顔か、iPadを置いているか、ストップウォッチで計測しているか、チェックするために見回り専門のチームを作ることにした。もし、そのチームが見回った時にやっていないことがわかったら、査定に響くからな!わかったな!」

まぁ、これぐらいにはくだらない対策なのだ。

どれも全く重要なKPIではなくて、本当にどうでもいい。ただ、監視管理したいだけ。

優秀なマネジャーであれば、「なぜ成約が取れないのか?」だけをシンプルに突き詰めていく。

新型コロナウイルス対策でいえば、新型コロナウイルス感染者をとことん突き詰めていくわけだ。今はそこに感染者がいてもいなくても関係なく、飲食店は無意味に規制されてしまう。マスク会食やアクリル板の効果は科学的根拠もない。CO2センサーでCO2をモニターしても、新型コロナウイルスに感染するかどうかは一切関係ない。

どれもやってる感じなだけなのだ。

極め付けは、それを監視して、守らなければ罰を与えるという無能がよくやる施策だ。

マネジャーとして、こうはなってはいけない。

無能から学ばない奴はもっと無能なのだから。