「活躍できる人材」になるためには?
将来、活躍できる人材になるために出来ること。
そんな事があるのだろうか?
10年前に新型コロナでここまで社会が変化することを予測していた人がいるだろうか?
20年前に誰もがスマートフォンという高性能PCを持ち歩いて、YouTubeやNetflixを見たり、自ら配信したりすることを予測していた人がいるだろうか?
30年前にテレビ、新聞、雑誌がここまで凋落することを予測していた人がいるだろうか?
車や家電といった日本の主力産業が海外製品に駆逐されることを予測していた人がいるだろうか?
未来は誰にもわからないのは当たり前なのだが、今はより一層に予測が難しい。連続性のない未来、つまりは「非連続な未来」が短いスパンで到来している世の中だ。
そんな状況下では大企業に勤めれば安泰とか言って、学校の勉強を頑張り、良い大学を卒業するだけでは、沈みゆく船に乗ってただ沈没するのを待つだけの人生になってしまう。
自らが道を切り拓き、船で空を飛ぶぐらいのことをやってのけるような人でなければ、残念ながら「活躍できない人」、「使われる人」、「代わりならいくらでもいる人」になってしまう。
では、予測不可能な未来に対してどうすればいいのか?
特に10代のうちにやっておきたい事を書く。
幅広い基礎知識を身につける
これは学校の勉強を頑張れとかそういうことではない。
当然、学校で学ぶことをしっかりとキャッチアップして置く事は大事なことではある。
しかし、それ以上に大切なのは、子ども心に好奇心が湧く物事に触れることなのだ。
本を読む。野山で遊ぶ。植物や土や川や海や虫や動物と触れ合う。さまざまな土地に行ってみる。たくさんの異年齢の人と出会う、話す。音を奏でてみる。絵を描いてみる。工作してみる。実験してみる。
そういったことでいいのだ。
自分がやりたいと思った事をとにかく思いっきりたくさんやってみる。
それが幅広い基礎知識を身につける素地になる。
大人はどちらかというと、子どもにスピードを求め、答えをすぐに与えてしまう。間違いを教えてしまう。「なんで」を黙らせてしまう。
そういった環境にいると子どもは好奇心を押し殺してしまうことになる。
予測不可能な未来、我々大人の常識は通用しないのだ。