課題発見や課題解決できないビジネスパーソンにならないために
ファシリテーターとして参加しているあるプロジェクトのミーティングでのこと。
実際に主体となって動いているメンバー2人から、ほぼ意見が出てこない状態だった。
「ここが課題に感じる」とか、
「こういったことを解決したい」とか、
「これをすれば上手くいくんじゃないか」とか、
「そうするためにはこれが障害になっている」とか、
そういった意見や言葉が出てこない。
自らそういった事を思考し行動出来る人はビジネス現場で活躍できる人だ。
意見が出てくる人とそうでない人の差はなんなのか?と、改めて強く思った。
話を聞いてみるとまず現状を把握できていなかった。
「今、どれぐらいの進捗状況なんですか?」
「何件アプローチができて、成果はどれぐらいあがっていますか?」
こういった質問に答えれないのだ。
じゃあ、具体的な目標は決まっているのかというとそんなこともない。
「ターゲットはどこに絞っているんですか?」と聞いても答えは返ってこない。
現状把握も目標設定もできていないので、当然課題も見つからない。
課題が発見できなければ、解決手段を決めることもできないので、行動が決まらない。
そうするとプロジェクトは暗礁に乗り上げる。
そうならないようにするためには、現状把握を正確にすることから始めなくてはいけない。
これを自ら思考して、「あっ!現状把握しないとダメだな!」って気づけるかどうかは、スポーツの経験でも良いし、音楽の経験でも良いし、ものづくりの経験でも、なんでもいいのだが、そういった経験からでも学べることであって、自ら思考して体験しているかどうかに物凄く関わってくることだろう。
目標を定め、現状を把握し、課題を見つけ、それを解決していく。
きっと人生の色んな場面でおこなっていることなのだが、これをやらされ的にこなしてきたのか、自分で自ら思考し行動してきたのかで、ビジネスで活躍できるかどうかが変わってくる。
何度も書くが、
「目標を定め、現状を把握し、課題を見つけ、それを解決していく」
自分で考え行動するとはそういうことなのだ。