人生は暇つぶし

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好奇心を殺すとバカになる

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ビジネスで成果を出す人に共通してあるものが「好奇心」なような気がする。

会社に雇われている人であれば、自社の売上や利益が自分のお給料に反映される。だから、どれぐらい売上があるのか。利益があるのか。それはどれぐらい成長しているのかって気になるのが至極当然のように思う。

じゃあ、自社の商品やサービスを取り巻く環境はどうなのか。市場を調べてみたり、他社製品を調べてみたり、これまでの歴史を学んでみたり、今後はどうなっていくのかという未来予想を考えてみたり、そういった事を自分から知ろうとするのも必然的に起こるような気がする。

外の世界を知って、「自分の勤めている会社のここってどうなんだろう?」って疑問に思って、深掘りして課題を発見したり、解決策を考えたり、実践したりするのも、普通に起こり得ることだと思う。

だけど、私が見てきた多くの人はそんな事はしていない。

自分で疑問に思ったり、不思議に思ったり、知ろうとしたり、学ぼうとしたり、そういったことがない。
もしかするとそう思うことはあるのかもしれないが、実際の行動に移して、何かをしているなという人がほぼいない。
自分の仕事に関連している本すら読まない。

そういった人たちは残念ながら仕事ができない。

逆に、ほんのひと握りのそういったことが出来る人は総じて活躍していくことになる。

 


私はこの違いを子ども時代に知的好奇心を育んできたかどうかが要因の一つになっていると考えている。

子どもは本当に大人が不思議に思わないようなことも不思議に思う。

「なんで鳥は飛ぶの?」
「なんで朝は明るいの?夜は暗いの?」
「1番最初のお母さんは誰から生まれてきたの?」

たくさんのこの世界の不思議を切り取って、探求しようとする。

この子どもの好奇心に対して、大人がどう答えてきたかが非常に重要。
悪い対応をしていると子どもの好奇心は失われていき、思考停止人間となって、仕事もやらされ仕事しかできなくなる。

 


例えば、こういったケースがあれば注意したい。

子どもが「なんで?」と聞いているのに、「あとで」と言って、好奇心にリアルタイムで対応せずに先送りしているケース。
子どもの興味関心の移り変わりはめちゃくちゃ早いので、その場で深掘りしなければこの好奇心はすぐに死んでしまう。
繰り返し先送りする対応をしていると、好奇心が育たないのは当たり前だ。

また、答えだけをすぐに与えているケースもよくある。
「なんで?」に“応える“必要はあるが、“答える“必要はなかったりする。
好奇心を持った事に対して一番必要なのは体験からくる経験。
高い知性を得られるには、知覚と思考が磨かれることが大切で、好奇心から始まった体験ほど知覚と思考を磨ける経験ができる時はない。
つまり、物凄いチャンスなのだ。
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感という知覚機能を使って、好奇心の対象物をインプットして、自分の脳みそで思考しアウトプットする。
この経験値を得られるのが好奇心をもったタイミングで体験をすることなのだ。
だから、リアルタイムで鮮度の良い内に対応するのが大事になる。先ほども書いたが、時間が経てば興味が薄れて、体験もしなくなるし、経験の質も落ちてしまう。

 


ビジネスで活躍している人は子ども心に不思議がり、疑問を持ち、その疑問にリアルタイムで対応している。
そして、ただ答えを得るだけでなく、自らの体験でもって答えを見つけ出している。

本当に好奇心を育てるって大切だ。