人生は暇つぶし

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「宇宙から見る」という忘れてはならない視点

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どんなものでも2つの面がある。
大きいと小さい。
明るいと暗い。
高いと低い。
広いと狭い。
強いと弱い。
男と女。
右と左。
上と下。

高い知性を身につけていく上でも非常に大切な法則だ。
陰陽の法則とでも呼ぶことにする。

繰り返すが、手詰まりを起こさずに活躍できる人には、高い知性が必要だ。
高い知性を獲得するために、幅広い基礎知識を学び、体験をして、失敗をして、知覚と思考を鍛えていく。

知覚はインプット。思考はアウトプット。
より良いアウトプットをするためには、より良いインプットが必要で、その逆もまた然り。
陰と陽は相乗効果をもたらす。(時には相殺するけども)
なので、どちらも同様に鍛えていかないといけないし、どちらかを磨けばもう一方も磨かれていくのが原理原則だ。

前置きが長くなってしまった。
今回の本題に入ると、より鋭いインプットとアウトプットができるようになるためのヒントがある。

それが「宇宙から見る」ってやつだ。

どんなものでもまずは宇宙から眺めてみる。
地球でもいいし、日本でもいいし、あべのハルカスでもいいし、USJでもいいし、冷蔵庫のプリンでもいい。
もしくは、明日の学校行くか行かないかの問題や、人前で転んで恥ずかしかったことや、ゲームがなかなか上手くできないこととか。

宇宙から見ると全部どうでもいいことに思える。

どうでもいいことに思えてからもう一度、宇宙から見てみる。
例えば、冷蔵庫のプリンにしよう。
宇宙から見たら、そのプリンの原材料がどこでどうやって作られるかもわかるし、どれほどに沢山の、そしてごく僅かのプリンが生産されて、人々の手に渡っているのかもわかる。
その一つがたまたまにして、そして必然的に自分の家の冷蔵庫に入り、兄弟に知らぬ間に食われてしまう。

宇宙からプリンを見た時にその一個が他人に食べられようが食べられまいがどうでも良くなる。

 


ビジネスでもそういったことはよくある。
特に意思決定をしていく場で起こる。

目の前の事に捉われてしまい、視野が狭くなり、選択肢が狭まり、本当に必要な合理的な判断が出来なくなる。

バニラアイスとチョコアイスのどちらを販売するか悩んでいるとしよう。
調査によって、どうやらバニラアイスのほうがニーズが高いとわかる。
しかし、社内の偉いさん方にチョコアイス派が多いとか、チョコの原料を仕入れている取引先に恩があるとか、試食会ではチョコアイスの評判が高かったとか、まぁ色んなしがらみが出てきたりする。
この時、宇宙から見たら、そんなしがらみなんてどうでもいい事だとわかるけど、目の前にあるとわからなくなる。

目の前の事を見ていると正確なインプットとアウトプットができなくなるのだ。

例えば、絵画でもいいだろう。
壁一面に掛かるような大きな絵を鼻が当たるぐらい間近で見ていてもどんな絵かはわからない。

離れて見るから、「あ、これは富士山の絵なんだな」と分かる。
細かく見るのではなく、まずは全体をぼんやりとでいいから眺める。

実はこれが正確な知覚と思考に必要なこと。

そして、全体を見れば一部を見る。
全体を見るから、細部を見れる。
細部を見るから、全体が見れる。

これも陰陽の法則だ。