人は理屈ではなく、感情で意思決定する生き物
人間は理屈ではなく、感情で意思決定する生き物だ。
とある会社でのこと。
新製品の商品Aと商品Bのどちらかを販売することになった。
誰がどう見てもBの商品の方が売れそう。
だけど、Aを販売することになった。
理由は、Bを作った奴のことをみんな嫌っているからという幼稚な理由だった。
仮にBを販売することになっても、販促とか協力せずに、全く売れないようにすれば、それを作った奴の評価はガタ落ちになるから、そうしようとなっただろう。
1ヶ月遅れて他社からBの商品と同じような商品が売り出されて、バカ売れした。
当然Aの商品はまったく売れなかった。
商品Aに関わった奴らは当然粛清されてしまったし、商品Bを企画した人は後々評価されることになるが、すでにその会社からは退職していた。
結果、その会社は業界でのシェアを失ってしまい、消えていった。
こういったしょうもない内部事情によって、本来出せる成果が出せないってことは、あってはならないけれども本当に結構ある話。
ビジネスだけではなくて、政治でもスポーツでも学校でもどこでもこういった意思決定は行われている。
誰がどう考えても非合理で馬鹿らしいのだが、それが人間の性であり、面白いところなのだろう。