「やってみたい人」より「やってみた人」のほうが優秀。つまり、失敗する人は優秀な可能性が高い。
「本を読みたいと思ってるんです」と言う人がいた。
そんなの今すぐにでも読めばいいんだけど、こういう人はまず間違いなく読まない。
いつまで経っても読まない。
「勉強したいと思ってるんです」と言う人がいた。
これもさっさとすればいいんだけど、始めない。始めないどころか、研修プログラムがないとか、先輩や上司が教えてくれないとか言い出す。
「インスタで発信してみようと思ってるんです」と言う人がいた。
これもアカウント作るぐらいで終わる。
これに対して、どれもこれも既に「やってみた」で語る人がいる。
「この本読んでみたんです」とか「多変量解析を勉強してみたんです」とか「インスタ始めてみたんです」とか。
これを大量にやる人だとさらに「この本は面白くなかったです」とか「マクロVBA勉強してみたけどサッパリわかりませんでした」とか「インスタとTwitterとYouTubeとやってて、clubhouseもやってみたんですけど、clubhouseはあんまり意味なかったです」みたいな成功談と失敗談が出てくるようになる。
仕事でも「〇〇やってみたい」と口にする人は多い。こういう人は成功もしないが失敗もしない。だって、行動しないのだから。
実際にやってみて失敗している人のほうがそんな人よりもよっぽど優秀だ。