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大多数のバカに合わせ始めると凋落する絶対法則

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古代ギリシアアテナイという都市国家(ポリス)があった。

このアテナイペルシア戦争という戦いで、スパルタ(あのスパルタ教育で有名な脳筋都市国家)とかと一緒に戦って勝利する。

この時にアテナイは海軍をめちゃくちゃ強化したので、エーゲ海での覇権を握ることになる。

そうすると貿易で儲け始めて、アテナイはとても豊かな全盛期を迎えた。

全盛期を迎えたということは、そこからは凋落するという事。問題はなぜここで全盛期となってしまったのか?なぜもっと成長できなかったのか?だ。

 

人間豊かになるとそれを「維持」しようと考える。現状維持を始めようとすると思考は守りに入る。なので、チャレンジングな取り組みをしようとしなくなる。そういった考えがアテナイの市民に蔓延った。そんな時にリーダーシップを発揮できる人が国や組織を導いていければいいのだが、アテナイはそうなる環境がなかった。

アテナイの政治は直接民主制を敷いていて、民会には18歳以上の市民権を持つ男子は誰でも参加できた。

そして、将軍職以外の公職はくじ引きで決めていた。それが神様の選択だから。なので、専門的な知識が皆無の人でもそういった役職に就いた。

つまり、大多数のバカに合わせて国家が導かれていく環境が整ってしまったわけだ。

 

これは会社でも同じ。例えばSNSでの炎上を恐れてチャレンジングな取り組みをしなくなったりする。SNSなんて何処の馬の骨ともわからない奴等の、ほんの一握り人の声がデカく見えるだけなので、こんなものを本来は気にする必要なんてない。

気にする必要なんてないのだが、これまた社内の大多数のバカが気にし始めたりする。そういった社内の大多数のバカは失敗を恐れたり、前例がない事をやりたがらなかったりするので、そんな奴らに合わせて意思決定をし始めるとチャレンジングな仕事は出来なくなる。

 

アテナイだけではなく、大多数のバカに合わせると凋落する絶対法則は数々の歴史が証明してくれている。

大多数のバカは無視して進め。

それがリーダーの役割だ。