人生は暇つぶし

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多面的に見る

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因数分解をしてみるとある一面からだけの深堀になってしまい、偏った認識を持ってしまう可能性が高い。
なので、無理やりにでも多面的に見る必要がある。
多面的に見ることでフラットに物事を見れるようになるし、そのものがよりよくわかるようになる。
知覚の精度が上がるといった感じだろうか。

 

お米というものがある。
多くの日本人が毎日のように食べる食べ物だ。

このお米を因数分解してみるときに様々な視点で考えてみると、よりお米というものが何物なのかがわかるようになる。

お米は穀物だといわれている。
穀物とは澱粉(でんぷん)質を主体とした種子を食用にしたものをいう。
お米のほかに小麦や玉蜀黍(とうもろこし)などがある。

お米は乾物だという見方もできる。
乾物とは乾燥させた食べ物で、保存性が高い。
切り干し大根、乾燥わかめ、高野豆腐、インスタント麺などなど。
乾燥させたままでも食べられるけど、水で戻して食べることが多い。

お米は野菜ともいえる。
野菜とは主に食用の草のことをいう。
食べる部分は野菜によってまちまちで、葉を食べたり、茎を食べたり、根を食べたり、種子を食べたりする。

 

穀物としてお米を因数分解すると、小麦や玉蜀黍が同じレイヤーに並ぶことになる。「炭水化物などの栄養素」、「産地」、「脱穀」、「精製」、「調理方法」などで分解して他の穀物と比較してみるとお米とはどういったものなのかがわかる。
小麦はパンにして食べるがお米は炊いて食べる。どちらも脱穀して精製していることが多いが、全粒粉パンや玄米といったものの価値が最近だと見直されていたりする。

乾物としてだと、「乾燥のさせ方」、「保存方法」、「水での戻し方」といったことで分解できる。他の乾物と比較することで、よりお米がどんな特徴を持っているかがわかる。
お米は水で研いで洗う。この時に一番初めの水はすぐに捨てろと言われている。これは乾燥したお米が水を吸収する時に、お米についていた不純物なども吸収してしまうからだ。また浸漬(しんせき)といって、水につけておくことで炊き上がりをよくしたりもする。

野菜としてだと、「品種」、「栽培方法」、「収穫」、「食用部分」などで分解して、他の野菜と比較してみるとお米というものがそこそこ特殊な野菜なのがわかる。
お米は畑ではなく田んぼで作られるのが最大の特徴。品種も様々で日本人の多くが自分の好きな米の品種をもっていたりするのも面白い。

 

かなりざっと書いてしまったし、他にもたくさんお米の多面的な見方はある。
デザインで切り取ってみてもいいし、味や匂いや触感でもいいだろう。

とにかく、ある一面からだけの情報で偏った認識をしてしまわないように、多面的に見る癖をつけなければならない。

癖づけるためには、まずは無理やりにでも多面的に見る機会を作ることが必要だ。