本を読む人と読まない人の違い-前編-
本を読む人と読まない人ではビジネスでの成果が圧倒的に違う。
天才的なビジネスの才能を見せる人は別として、本を読んでいない人は話す言葉や内容で高い知性を感じられない。
(高い知性とは、磨かれた知覚と鋭く速く多角的な思考によって担保されているものだ。
知覚とはインプットであり、思考とはアウトプットである。)
だから、入社して来る人たちにはオススメの本を紹介したりして、読むように促したりしている。
しているが実際に読む人は少数だ。
人生20数年を生きてきて、それまでに本を読む癖がついていない人はなかなか読めないものだ。
私はその人が読まないからといって読むことを強制したりはしない。わざわざチェックもしないし、本人が読まないなら読まないでそれはそれでいい。
その人が本を読もうが読ままいが、究極的には私自身には関係のないことだからだ。
読む人は放っておいても勝手に読むし、読まない人はいくら言っても読まない。無理に読ませても身にならないから意味もない。
社会人の年間読者量は平均で6冊未満、1ヶ月で1冊も読まない人が38%もいるなんて言われている。
子どもよりも本を読まないのが大人なのだ。
しかし、この大人になってから本を読む人と読まない人の差はどこで生まれるのだろうか?
私自身はどうだったかと思い返してみる。
実は私は社会人になって数年はビジネス書なんて、1冊も読んでなかったし、読む気もなかったのだ。
それが今では月に10冊は本を読むような人間に変わってしまった。
自身を振り返りながら、本を読む人と読まない人の根本的な違いは何なのかに迫ってみよう。
中編へつづく